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横浜市栄区犬山町の歯科、保険診療・ホワイトニング・義歯(入れ歯)などの歯医者です。駐車場有。

予防歯科

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  • Doctor's File 朝廣 賢哲院長
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以前に予防歯科に関係のあるコラムを執筆しましたので、ホームページでもご紹介します。

第1回 「8020運動」ってご存知ですか?

厚生省の調査と当歯科の結果をもとに20本以上の歯を持つ人の割合を示したグラフ

8020運動
“ハチ マル ニイ マル 運動”と呼びます。

厚生省と日本歯科医師会では「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という8020運動を展開しています。
朝廣歯科クリニックにおきましても、一生自分の歯で楽しい食生活と健康な日常生活を目標に、特に歯を失う原因である歯周病に対して予防と治療を行っております。

当歯科はこの犬山の地に平成2年に開業をしてから25年の月日が過ぎました。その間に当歯科に通院している患者さんに月1回の検診をお勧めし歯石除去とブラッシングの指導を行ってきました。
現在200人程の患者さんが月1回の検診を続けております。
効果は長年にわたって観察をしないとすぐに現れるものではありません。

そこで去年の2006年6月から今年2月までの当歯科に通院されたすべての60歳以上の患者さんについて20本以上残存している患者さんが各年齢帯でどのくらいいらっしゃるかの統計をとってみました。

当歯科80歳以上の44%が20本以上の歯を持っています

画像のグラフは、厚生省の調査と当歯科の結果をもとに20本以上の歯を持つ人の割合を示したものです。単純に比較することはできませんが、大幅に増加していることがわかります。
これは当歯科に予防のため継続して毎月がんばって通われた成果だと思われます。20本以上ある人もない人もこれ以上失わないよう悪くなってから通院するのではなく、予防のために一緒にがんばっていきましょう。

第2回 歯の重要性そして生活習慣病と歯について

第2回目は、生活習慣病と歯についてお話したいと思います。
十分にブラッシングを行い口腔内の環境をきれいに努め、維持し、虫歯や歯周病に罹らないよう努力しても、全身の自己管理もしないと歯を失う結果になってしまう場合があります。
みなさんもご存じのとおり、生活習慣病とは長年の悪い生活習慣が発症原因に深く関与していると考えられている疾患の総称であり糖尿病・脂質異常症・高血圧・高尿酸血症などがあり、このような疾患と肥満を複合する状態を、メタボリックシンドロームと言います。
悪い習慣の代表は、タバコですね。
「タバコは万病の元」といわれますが、歯にとっても大敵であります。
歯周病にかかる危険は1日10本以上喫煙すると5.4倍に、10年以上吸っていると4.3倍に上昇し、また重症化しやすくなります。禁煙することでこの危険性が下がっていくことも解っています。禁煙がんばって下さいね。
最近では生活習慣病である糖尿病と歯周病の関連がだんだん解ってきています。
糖尿病の人、肥満の人は、そうでない人に比べ歯周病に罹っている人が多いという報告です。歯周病になると糖尿病が悪化するという報告もされ、歯周病と糖尿病は相互に悪影響を与えているようです。そして歯周病の治療で糖尿病が改善する報告もあります。

生活習慣病やその他の病気に罹ると何かしらの内服薬(精神安定剤・解熱鎮痛剤・催眠剤抗不安剤・パーキンソン剤・血圧降下剤・抗不整脈剤・利尿剤・血管拡張剤・副腎ホルモン剤・抗ヒスタミン剤など)を飲むことになりその副作用が気になります。
これらは「口渇」(唾液の分泌が減る)という副作用があげられている薬です。
唾液とは無くてはならないものであり、口腔粘膜を保護する、自浄作用(食べ物のカスを洗い流す)が低下することは口腔内の環境を悪化させ歯を失う原因となります。
年齢が進むと生活習慣病などいろいろな病気になる可能性が増し今以上の口腔内管理が必要になることを覚えておきましょう。

最後に骨粗鬆症の治療で処方されている薬(ビスフォスフォネート系薬剤)を3年以上内服し続けた場合、簡単な抜歯でも顎骨壊死、骨髄炎の重篤な副作用が起きると報告され問題になっています。できれば内服を始める前に必要な処置を済ませ、その後は抜く状況を作らないことが最善の策です。詳しくはかかりつけの歯医者へ

歯周病の予防は正しい歯磨きですが、セルフケア(自己管理)だけでは不十分でプロフェッショナルケアを定期的に受けることをお勧めします。

第3回 歯の重要性そして生活習慣病 そして安全に食べる、飲み込む

第3回目は、安全に食べる、飲み込むことについてお話したいと思います。

もし食事のために出されたものが、みんな同じ色のものだったり、ミキサーで砕かれたものだったり、酷い匂いのものであったり、味がしなかったりしたらどうでしょう?
おいしく感じるとおもわれますか?
食事は、五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)を使って初めておいしく感じます。
五感で感じることによって胃・腸は胃液・膵液・胆汁を分泌し身体は食べる準備をします。そうすることによって十分に消化されるのです。
ですから経管栄養や胃では五感で感じることもなく準備する間もなく胃に達するので、正常な腸での吸収・消化ができないと言われています。

なぜ経管栄養や胃瘻になってしまうのでしょう?
口から胃に運ぶ動作(摂食・嚥下)の途中で障害があり、うまく飲み込めなかったり、肺のほうに食べた食塊が入ってしまい誤嚥性肺炎が起きたためです。
歯が有る無しは関係ありません、ちゃんとした入れ歯が入っていればいいのです。
むしろ重要なのは舌であり口腔・喉頭周囲の筋肉です。
加齢や脳卒中やパーキンソン病などで、動きが鈍くなることにより誤嚥が発生します。
日本人の死因第4位の肺炎(誤嚥性肺炎を含む)は9割が65歳以上の高齢者です。
飲み込めない・唾液でむせる・窒息があった・誤嚥があった・肺炎を繰り返す・痰が多い・食事に時間がかかる・摂取量が少ない・食事中にむせる・食事後にむせる・喉に違和感がある・体重が半年で1割ほど減少したなどがある場合は摂食・嚥下障害が疑われます。

上記の症状が認められる場合は事故がある前に摂食・嚥下相談が可能な窓口にご相談下さい。
早期に発見治療をすることは、窒息・誤嚥性肺炎・寝たきりの予防につながり患者さんを含め関わるすべての人の負担を少なくします。
摂食・嚥下機能の低下を予防するには、話すこと・笑うことで口腔周囲の筋肉を使うことが最も簡単で効果的です。
また既に経管栄養・胃をされている方でも、再び口から食べられる可能性もあります。

第4回 まとめ

今回で最終回の第4回目となります。お付き合いありがとうございました。

今まで話をしてきたまとめをしたいと思います。
歯肉は、ひとたび病気をすると歯肉も一緒に痩せ入れている入れ歯が合わなくなってしまいます。したがって入れ歯を支える歯を一本でも多く残し入れ歯を安定させることが最後まで自分の口で物を味わって食べる楽しみを得るには必要なことです。

ただし口腔内に歯が残るということは、口腔衛生管理が難しくなります。
十分な管理をしないと歯周病になり、歯の周りの歯肉から排膿した汚れを絶えず飲み込んでいることになります。さらに嚥下障害があり肺の方に入ってしまった場合は誤嚥性肺炎の原因になり、何度も入退院を繰り返すこととなります。体力が低下するということは免疫機能が落ちることにもつながり悪循環に陥ります。

足腰が弱り外に出づらくなった方は、痛みが無くても訪問歯科診療を活用し気軽に定期的に健診を受けられることがよろしいかと思います。
特にこれから問題になってくるのは、残存歯数が多いがために起こってくる問題です。寝たきりの状態で虫歯が大きくなってしまいますと訪問歯科診療では十分な治療が難しいという認識も必要です。予防と早期発見・早期治療が第一です。

口腔乾燥により飴・ガムなどを舐めるのも、お止めになっていただいたほうがいいと思います。あっという間に多数の虫歯になります。清涼飲料水もしかりです。
摂食・嚥下機能の低下を予防するには、話すこと・笑うことで口腔周囲の筋肉を使うことが最も簡単で効果的であることはお話させていただきました。
筋肉は使わないとあっという間に委縮してしまいます。だいたい1週間使わないと1割、1ヶ月使わないと2分の1になると言われています。

足腰が弱り外に出づらくなった方、人としゃべる機会が減った方でも、できる限り外に出るように心がけ、無理な場合は、新聞を声を出して読む、歌う、口笛を吹く、舌・頬の運動など自分から積極的に行うことが大事です。
唾液でむせる、お茶を飲んでむせるなどの症状がある場合は、嚥下障害が進み始めたと思っても過言ではありません。摂食・嚥下相談が可能な窓口にご相談下さい。
既に胃などで口から何も食べていない方であっても口腔衛生管理は必須です。
なかなか口の中まで手が回らないと思いますが、まずはご相談下さい。

予防は患者さんを含め関わるすべての人の負担を少なくします。
安全に事故がなく一生楽しい食生活が続くことを願ってやみません。ありがとうございました。

口の健康相談を受けられたみなさまへ(桂台地域ケアプラザ)

朝廣歯科クリニックでは桂台地域ケアプラザのデイサービスの利用者さまに対して健診を含む口の健康相談を無報酬活動で行っています。
地域のみなさまが一生自分の口からおいしく食べていただきたいと願ってやみません。
そのお手伝いができたらと思い桂台地域ケアプラザの協力で検診を行うこととなりました。
認知症そして筋力低下や、疾病による歩行困難などで歯科医院への通院しづらい患者さんが増えています。
気になるところがあっても、痛みがまだ無いとのことで放置しがちですが、一生をご自分の歯で食べていくためには早期発見、早期治療が必要であることは誰もが知るところ。
20年以上のこの地域で歯科治療を行ってきた経験を元に、利用者さまの年齢を鑑み、現在と今後必要なことを健診後、そのご報告という形で文書にしてお渡ししています。
行っている口の健康相談は、虫歯や歯周病・義歯に限って行っているものではありません、むしろ次のことをメインに考えております。
それは口腔内の汚れによる誤嚥性肺炎の予防と筋力低下による摂食・嚥下障害の予防です。
したがって歯が有る無し、入れ歯で食べられているということだけが重要ではありません。
何気なく食べている毎日の生活を今後もずっと続けていただけるために行っています。
朝廣歯科クリニックの訪問歯科診療では、かかりつけの歯医者が無く通院困難な患者さんのところへ赴きます。
治療はもちろんですが、歯磨きが自立している人は、よりうまく磨けるよう指導し、また介護者の方に対しては

  • 口腔ケアは、いつから始める?しないとどうなる?
  • どうしたら虫歯はできない?
  • 歯周病(歯肉を腫れさせない)にならないためには?
  • ブラッシング方法・義歯の扱い方
  • 摂食・嚥下障害、嚥下機能低下、むせ、そして誤嚥性肺炎についてなどアドバイスを行います。

そして希望によっては定期的に訪問し口腔ケアを実施します。
筋力低下等による口の機能衰えを予防し現状維持をするように指導訓練をし、現在の状態を維持できるようお手伝いします。
食事中やお水・お茶を飲んだ時にムセがある方、誤嚥性肺炎の既往があるかたは特に注意が必要です。
これらは自然治癒することは少なく、早期に予防と治療をすることが結果的に回数を減らし患者さんを含め関わるすべての人の負担を軽くします。
かかりつけの歯医者があっても何かご質問があれば遠慮なくご相談下さい。

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